自動運転とEVは何を意味するか
近年自動車業界では、
自動運転やEV化へ向けた動きが
急速に進んでいます。
自動車メーカーで力入れているところも
ありますが、技術開発の主導はGoogleなど
IT企業だったりします。
個人的に自動車業界、特に日本の企業が
この動きにどうアプローチしているのか、
少し不安に思っています。
特に以下の2つについて。
Q1.AIの不確定さにどう立ち向かうのか
日本の自動車メーカーのウリは品質です。
あらゆる部品に対して設計や評価を十分に行って、
品質のブレを最小限に抑え、
見事なまでに完成度を高めます。
ただ自動運転となると、
このやり方が通用しなくなります。
全てがケースバイケースになります。
一定の評価は出来ても、どこからか
未知の領域に辿り着きます。
それに対して自動車メーカーは、
今のやり方では無理だ。
なぜなぜ、DRBFM、FTA、
今回はたまたまその原因でしたになる。
Q2. ガソリン+エンジンから電池+モーター
これから自動車はモノからコトになります。
今は自動車は移動・運搬するためのモノと
捉えられてます。
そしてタイヤとエンジンが付いているモノを
どのように改善をするかで、
各社それぞれの特徴を出して
差別化しています。
自動運転やEV化が本格的になると、
モジュール化が一層進むでしょう。
その先には必然的にコモディティ化が
発生します。
要するに、自動車は、
移動・運ぶためのモノではなく、
目的地に到着・届けるためコトになり、
主役はそのための何かになる。
タイヤとエンジンがついているモノを
買うのではなく、
目的地にたどり着くモノの一機能として
電池とモーターが付いている。
電話はモノからコトに変わりました。
スマートフォンというモノに
電話ができるコトが入ってしまいました。
自動車にも近々これが起きます。
突然(日本的には)一気にパラダイムシフトが起こるはずです。
但し一点。
私が公言すると、
世の中が逆側に動きます。